RIZAPグループがまだまだ成長しそうです!

[本日のアジェンダ]

 

お久しぶりです!ザーニーです!

 

長い間更新が出来ておらず申し訳ございません・・。

私事ではありますが最近結婚いたしまして、引っ越し手続きやら片付けやらでなかなかブログの更新まで手が回らず・・。(言い訳です・・。)

 

さて、5月に入りいろいろな会社の決算が発表されてきましたので、いくつかの会社の決算を読んでみたのですが、

その中でもRIZAPグループの決算が非常に好調でかつ、成長性を感じさせるものだったので、まとめてみました!

 

(あと個人的にですが、妻からいつもRIZAPいって痩せてこい!って言われてましたので、ちょっとモヤモヤした気持ちを抱えながら分析してみました)

 

RIZAPグループ決算説明資料

http://ssl.eir-parts.net/doc/2928/ir_material_for_fiscal_ym/48383/00.pdf

 

RIZAPグループの業績サマリー

簡単な概要は以下の添付資料になります。

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売上高は1,362億円でYoY約142%成長しております。この売上規模の会社でこの成長率を叩き出しているのは本当にすごいです・・。

 

また、販管費が決算資料で確認できなかったので決算短書のデータを確認してみました。

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売上の成長率とほぼ同程度の増加率(約142%)だったので、かけたコスト分が上手く売り上げや利益に反映できているなと思います。

 

営業利益の内訳を確認してみると、M&Aによる割安購入益(負ののれん償却益)を除いた既存事業の利益もしっかり出せているので、高成長高収益を実現できた最高の決算内容だったのではないかなと思います。

 

※負ののれん償却に関しては下記のサイトに詳細が説明されていたのでぜひご覧ください。

tesmmi.hatenablog.com

 

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あとの資料に関しては、先行投資3つ分野に関してどういう効果を見込んで投資したか、それが次期でどう回収できるのかをまとめている感じですね。

 

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先行投資の総額で、営業利益の136億円のうち91.5億円も投入している点もすごいなと思ってしまいます!

 

また、最近収益モデルの変更も行っており、今までのような二か月で約30万円のプランだけではなく、その後も長期で一人の顧客から収益を上げられるようなビジネスモデルを新設したようです。

前Qの資料にそのイメージ図がありました。

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これまでのどちらかというとイニシャルインパクトの商品だけだったのを、長期で収益を上げられる商品モデルも作ったことにより、1顧客当たり売上(ARPU)も推定で3.4倍に跳ね上がるとのことです。

 

これはまずイニシャル商品でしっかりユーザーを集めることができているからこそできる戦略なんだなと感じます。

 

 決算資料自体はまだたくさんありますが業績に関しては上記で確認したように、売上も非常にハイスピードで成長しており、利益もしっかり残すことができている点、また先行投資もしっかり行えているので、次の成長への期待も高まる非常に良い結果といえるのではないでしょうか?

 

RIZAPグループがまだ伸びそうな理由

RIZAPグループがまだ成長しそうな理由について、勝手に述べてみたいと思います。

 

まずはジムなどのボディーメイク事業以外に、英語やゴルフなどの新しい分野の成長が急速に伸びている点です。しかもそれぞれの分野の市場規模も非常に大きいです。

(例 ゴルフ:1.4兆円 英会話:3,100億円)

 

二つ目に、ボディーメイク事業に関連する事業でも一般人向けのジム事業以外に法人や地方自治体との提携によるサービスも今後急速に発展しそうな点です。

これはRIZAPグループとある企業や自治体が手を組み、運動を支援することを通して、企業側は人材の心身の健康に寄与し、自治体は健康な方が増えることでその分社会保障費を浮かせることができるという点で注目されています。

 

最後に積極的なM&Aによる買収企業とのシナジーがとても好影響である点です。

買収した会社との事業シナジーがとても良い影響を与えており、まだプロトタイプの試作段階のようですが一例としては下記のようにダイエットに成功した人の体系をテクノロジーを駆使して測定し、その体系にあったスーツや衣服をオーダーメイドで製造販売するという、一貫した流れが出来上がる・・、みたいな流れがもうできつつあるのが素晴らしいです。

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とまぁここまでRIZAPグループに関してべた褒めのような記事になってしまいましたが、最後にやや頑張ってほしい点を一つあげるとすると、海外展開にかんしてになるかと思います。

 

海外展開に関する資料がほとんどないところを見ると、まだ海外ではなかなか上手くいっていないのか、国内市場でリソースが手一杯なのかなと感じてしまいます。

ただそれもとりわけ高齢化社会である日本で成功モデルを作ってしまえば、自己投資産業ができている先進国に展開しやすいというのを考えると、優先順位としては現在の戦略が正しいことはだれが見ても明らかだな・・と思います。

 

ということでここまでめちゃ褒めちぎったブログになってしまいましたが、もう少し次回からは批評もいれていきたいと思います。

(これだけよい業績なのでRIZAPグループの株でも買おうかなと真剣に思ってきました)

 

では本日はこの辺で。