NewsPicksとクックパットの有料会員率って言えますか??

[本日のアジェンダ]

  •  NewsPicksとクックパットとSpotifyの有料会員率に違いについて
  • 有料会員率の違いから読み取れること

 

どうもザーニーです。

 

本日フットサルをした後に記事を書いているので、身体的にはだいぶしんどい状態で書いてますが、本日も更新していこうと思います。

 

フットサルの話がでましたが実はここ一年ほど、ほぼ月一ペースでフットサルをしているのですが、そろそろフットサルコートの会員になった方が金額的によいのではないかとふと思いまして・・。

でも実際フットサルの競技人口の中でどれだけの人たちが会員になってるんだろうとふと思ったわけです笑

 

そうすると、「あれ?そういえば今自分が使ってるNewsPicksも月額有料会員だったよな?」「確か有料会員で月額支払いしてるサービスって他あったっけ?」「あ、確か知り合いがクックパッドの有料会員だったな!」ということで、NewsPicksとクックパットというメディア系の有料会員率と、音楽スクリーミングサービスのSpotifyの有料会員率を比較することで、有料会員をビジネスモデルにしやすいモデルとそうでないモデルなどについて考えていこうと思います。

 

NewsPicksとクックパット及びSpotifyの有料会員率

NewsPicksとクックパット及びSpotifyの有料会員率をまとめたのが下記の図になります。

 

 

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上記の図のように簡易的にではありますが、まとめてみました。

また、NewsPicksに関しては、純粋なMAU(月間利用ユーザー数)ではなくダウンロード数で記載しております。

(※クックパットのMAUは国内のみの数字になります)

 

図をみてもらうと分かるように、NewsPicksとクックパットのメディア系のサービスは、大体有料会員率が2%~3%後半という数字になっておりました。

 

ただ、Spotifyを見てみると、グローバルの数字全体にはなりますが、有料会員率が約46%もあることから、メディア系の率と比較すると圧倒的に有料課金ユーザー の率が多いことが分かります。

 

 

 上記のことをまとめてみると、メディア系の有料会員率は大体【2%~3%後半】であること、Spotifyなどのスクリーミングサービスは約半数近くのユーザーが課金して利用しているという結果になりました。

 

 

有料会員率の違いから読み取れること

そこで純粋になぜこれほどの違いが生じるのだろうとちょっと考えてみました。

 

 メディア系のサービスで有料会員が伸びない理由は、

①有料にしてもしなくても、ユーザーの満足度はあまり変わらない

②有料会員数を増やす施策よりも、広告掲載先を増やす方が売上のインパクトと費用対効果が大きい

などになるでしょうか。

 

僕はNewsPicksの有料課金ユーザーですが、周りでNewsPicksを利用している人のほとんどは課金せず利用しており、有料にしないことによる不満を感じていないようですので、課金を考えていないようです。

 

逆に自分のように、NewsPicksの有料会員限定で閲覧できる記事やコンテンツに魅力を感じる人は課金をすると思いますので、コンテンツをいかに魅力的に伝え感じてもらい、課金してでも利用したいと思ってもらえるか、といったブランディング戦略がカギを握ると思われます。

 

その施策に資金や人材を投下するためには、売上と利益を上げないといけないので、比較的大きく伸びやすい広告掲載などで伸ばしていくのが短期的にうてる戦略になるでしょうか?

 

クックパットの場合はすでにリリースして何年もたっており認知度も高くMAUも5500万人と、日本の人口の約半数が見ているサービスでもあるので、有料課金だけでも額としては大きな額にはなりますが、ユーザーが有料にしたときに享受できる満足度があまりない(個人の意見ですので、そうでない方もいらっしゃると思いますが)と感じられているため、なかなか有料会員率が伸びてないものと思われます。

 

一方Spotifyのほうだと、(僕は有料課金ユーザーではないのであまり感じませんが)

有料にすることで、

①広告を聞かなくてもよい

②好きな音楽を聞ける

③音源もよくなる?(←これイヤホンによる気もしますがww)

などのような、有料課金にすることで割とユーザーからすると満足度を感じやすいように設計にしていることで、有料課金率が高いものと思われます。

 

もし有料課金でマネタイズしようと考えているようでしたら、有料と無料でのサービスの違いを明確に考えたうえで、その差別で全体のユーザー数はどこまで伸びそうか?伸びそうならNewsPicksやクックパット系の戦略を、もし伸びなくても有料会員率を上げれそうなら、有料会員率や有料会員単価の向上の施策を打つといった戦略に舵を切ることになるでしょう。

 

今回は決算書を斬る感じではありませんでしたが、ご参考になれば幸いです。

 

では本日はこのへんで~