【英語学習者必見】英語学習サービスで上場(予定)しているレアジョブ、プログリット、ビズメイツの3社の決算を比較してみました

[本日のアジェンダ]

  • 3社の簡単な業績推移と時価総額比較
  • 決算書から見た3社の特徴
  • で、結局どの銘柄がおすすめなの?

 

お久しぶりです。

約一年ほどお休みしてしまっており申し訳ございませんでした。

お仕事でバタバタとしてしまい、、、という言い訳は通用しないですが、これからはもっと更新していきたいと思ってますので、あたたかく見守っていただけますと幸いです。

 

で、本日取り上げるテーマですが、最近立て続けに英語学習系のサービスが2社上場しまして、その2社とも皆さん一度はCMなどで見たり聞いたりしたことあるサービスかなと思います。(ビズメイツは3/30に上場予定)

なので、これまで英語学習系サービスで唯一上場企業だったレアジョブに加え、新たに上場(予定)の会社2社の決算書を比較してみたいなと思っております。

 

既に英語学習をしている人、これから始めたい人、英語に興味ある人など必見ですので、是非見てみてくだい!

 

3社の簡単な業績推移と時価総額比較

では3社の簡単な業績推移と時価総額の比較をしていきましょう!

といってもまだビズメイツは上場していないので、上場承認時についた時価総額にて比較したく思います!

 

①レアジョブ

レアジョブの業績については、直近の通期決算では連結売上高が約56億円となり前年同期比5.0%成長となっております。また営業利益は約3億円と昨期と比較すると減少しており、その大きな要因は販管費の人件費と広告宣伝費の増加によるものです。

時価総額は記事更新時点(2023年3月26日)では約124.5億円となっております。株価の推移ですが、2019年末にピークを迎えそこから数年間は下降トレンドが続いていましたが、直近の1年間は上昇トレンドになってきました。ピーク時と比べるとまだ半分にも満たないですが、引き続き業績をしっかり伸ばしていけるかが株価回復のポイントになりそうです。

②プログリット

プログリットの業績については、直前期の通期業績では売上高約22.5億円となり前年同期比+13.7%成長しております!営業利益は約3.2億円となり前期の赤字から転じて黒字で着地したようです。

その大きな要因は、上図にもあるように3校舎を削減したことに伴い費用が減少したようです。また校舎だけではなく、広告宣伝費人件費も前期に比べ削減しているのも要因のようです。

また、プログリットの時価総額は記事更新時点(2023年3月26日)では71.6億円でした。

③ビズメイツ

ビズメイツの業績については、Ⅰの部目論見書からもってきております。直近の連結売上高は約24.5億円で前年同期比+28.3%となっております!また、連結損益計算書を確認すると連結営業利益は2.6億円です。ビズメイツは継続して営業黒字が続いており、利益額も着実に成長しているのが分かります。

また、ビズメイツは英語学習サービスだけではなく、いわゆる人材斡旋業も行っております。まだまだ規模は英語学習サービスの事業に比べ小さいですが、すでに当期の第3四半期累計の売上高で約7.5千万円と出ておりましたので、2倍以上の成長スピードで伸びている事業でした。こちらも今後の業績の伸びに注目していこうと思います。

時価総額については、上場承認時についた時価総額は48.9億円でした。

 

決算書から見た3社の特徴

貸借対照表

↓レアジョブ

↓ビズメイツ

 

↓プログリット

3社の貸借対照表の資産の部を見てもらうと、明らかにことなるのが、固定資産の内訳です。レアジョブやビズメイツは有形固定資産はさほど大きくない一方、ソフトウェアが大きいのが分かります。

一方のプログリットは有形固定資産が他2社に比べ大きな比率を占めている一方で、ソフトウェアはほぼないことが分かりました。

 

今回取り上げた3社の細かいサービスを知らないため、単純にこの貸借対照表の違いから読み取れるのは、プログリットは先のIR資料でもあったように複数の校舎を持っていることから、オフラインに強みを持つ英語学習サービスであるのが想像できます。教室を利用した英語学習自体は競合も多く存在するものの、コンテンツやマンツーマンの質に特化させていることが想像できます!

一方でレアジョブやビズメイツは、プログリットに比較して固定資産は保有していないもののソフトウェアの開発に注力していることから、オンライン英語学習に重きを置いていることが分かります。

特にビズメイツはフィリピンに子会社を保有しており、英語の先生をフィリピン人の方が実施していることからも、オンラインが前提のビジネスモデルであることがうかがえます。

 

そのため、ひとえに英語学習サービスといっても、大きくビジネスモデルが異なるようです。

 

②役員陣のバックグラウンド

次に各社の役員陣のバックグラウンドを見ていきたいと思います。

↓レアジョブ

↓プログリット

↓ビズメイツ

上記3社の役員陣を並べてみましたが、①で上述したビジネスモデルの違いについて、特に面白いのが、ビズメイツの役員のうち2名が元々ベルリッツに在籍していたことが分かります。ベルリッツは皆さんも知ってのとおり教室による英語学習で有名かと思いますが、ベルリッツとは異なる方法で英語学習のサービスを提供しようとしている点で、創業経緯も垣間見えて面白いと感じました。

一方プログリットの経営陣には外資コンサルや証券、リクルート等就活時に人気な企業がずらりと並んでますが、プログリットの方が逆にオフラインの価値を提供しようとするビジネスモデルを取っているのがまた面白いなと思います。

 

で、結局どの銘柄がおすすめなの?

結局どの銘柄がおすすめなの?って聞かれそうですが、どのサービスもまだ実際に利用したことないので、おすすめできないのが正直なところです。。。

数字上の業績も大切ですが、提供するサービスの良さなどがまた株価にとって良い材料になったりしますので、もしすでにどれかのサービスを利用しててよかった!と感じてましたら是非買ってみてください!

 

また定期的に3社を比較してみようと思います!

 

それでは今日はこの辺で~