JリーグのPLやBSについて分析してみました ~PL売上編~

[本日のアジェンダ]

  • Jリーグのチームの収益(売上)構造について

 

どうも、ザーニーです。

本格的に冬の寒さ到来し、年の瀬が近づいてきたことを感じるこの頃ですが、ちょうど各スポーツのシーズンの終了が近づいてくる季節でもあります!

 

プロ野球日本シリーズが終わりプレミア12で世界一に返り咲いた感動は、記憶に新しいかと思います!

またJリーグは、リーグ戦残すところあと1試合となり(記事公開日時点)、優勝争いや残留争いが最終節に持ち込まれ、ハラハラする展開になりました!

 

一応わたくし、野球では阪神タイガースを、Jリーグではヴィッセル神戸のファンでして、DAZNで観戦するだけではなく、今年も実際に何度か試合を観戦に球場やスタジアムに足を運んだりもするほどです!

 

そこで今回はIR資料ではないですが、せっかくなのでJリーグが出している各チームのPLやBSを見ながら、どんな特徴があるのか調べてみました!

(2019年シーズンの資料はまだリリースされていないので、一つ前の2018年シーズンのデータを利用しております 参照元 https://www.jleague.jp/docs/aboutj/club-h30kaiji_3.pdf

すると、「へー!このチームこんな資本構成なんだ!」「このチームはやっぱりチケット収益が大きな割合を占めるんだな~」などの各チームの特徴が如実に表れてて、とても面白かったです。

 

ちょっと量があるので、シリーズ化して複数回に分けて更新していきたいと思います!

今回はPLの中でも売上に関わる部分の分析をしてみました!

 

Jリーグに興味ある方はもちろん、スポーツ経営に興味あるかた、ヴィッセル神戸サポーターには是非見ていただきたいです!

 

Jリーグのチームの収益構造について

まず初めに、簡単にJリーグのチームの収益構造について簡単に説明していきます!

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大きくは上記の6つに分かれています。

皆さんのイメージだと、スポンサー収入や試合の入場料とグッズの物販などで売上を上げているイメージかもしれませんが、そこにJリーグ配分金と呼ばれる放映権と、大会の優勝賞金や選手の移籍金などがその他に含まれており、それらで売上を構成してます。

 

ということで、こちらの売上構成は、チームによってだいぶことなりやすいものになるのですが、有名選手を多数獲得したヴィッセル神戸は広告宣伝としての価値が高まり、スポンサー収入が大きな比率を占める構成になったり、浦和レッズは多くのサポーター(ファン)の人がスタジアムに行って観戦するのが有名なので、入場料収入の金額や構成が大きかったりなど、チームによって大きく異なります。

 

そこで、ヴィッセル神戸と、鹿島アントラーズ浦和レッズ川崎フロンターレという4チームの売上構成比率を見てみました。

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上記のような比率になりました。

神戸はスポンサー収入の比率が圧倒的に高く、金額を見ても2位のチームとほぼ2倍の62億円ほどの収益でした!

これは、ヴィッセル神戸に加入した世界的な有名選手のイニエスタ選手やポドルスキ選手、元日本代表の山口選手などが加入したことによる影響が大きいです。
2019年シーズンも有名な選手を多数獲得しており、スポンサー収入の金額も過去最高になることが予想されますが、今後は入場料収入や物販収入の比率を上げていきつつ、チームをより強化して優勝することで、Jリーグ分配金の比率も増やしていく、という流れにしていきたい感じでしょうか!

 

逆に浦和レッズは構成比率を見ると、他チームより入場者収入が圧倒的に比率が高いことが分かります!

これは浦和レッズは熱狂的なサポーターの方が多く、毎試合多くの方がスタジアムに応援に駆けつけてきているのが影響して、他チームに比べて比率が高く出ているようです!

ちなみに、入場者収入の金額ではJ1の中ではダントツ1位で約19億円で、2位のチームと約2倍弱も差がありました!

 

また、川崎フロンターレは、他チームと比べJリーグ配当金の比率が高いのが分かるかと思いますが、川崎フロンターレは2017年シーズン及び2018年シーズンと2年連続でJ1リーグで優勝をしており、その影響で他のチームより多く金額をもらえているのと、最近Jリークの放映権をDAZNが約20億円で買収しており、放映権が高くなればなるほど、優勝チームに大きな売上が立つようになってます!

Jリーグの放映権はリーグの成長とともに、順調に大きくなっているので、Jリーグ配分金の金額の大きさや比率も今後大きくなっていく可能性が高いです!

 

最後に鹿島アントラーズですが、鹿島アントラーズも強いチームなので、Jリーグ配当金の比率は他チームよりも高めです。

構成の中で一番大きな割合を占めるその他ですが、自分は鹿島アントラーズには全然詳しくはないのですが、このチームは将来有望な若手がとても上手く育つチームなので、有望な若手選手が海外移籍などをして得た移籍金であったり、国内やACLアジアチャンピオンズリーグ)での賞金などで多く得ることができたことにより、一番高い比率になったのではないかと思います!

 

と、今回は収益(売上)構成についてだけでしたが、次回以降第二弾も更新していきますので、どうぞご期待くださいませー!

 

それでは今日はこの辺で~

 

ヴィッセル神戸サポーターの方は、是非一緒に食事・観戦に関するご連絡も大歓迎でございます笑)