JリーグのPLやBSについて分析してみました ~PL費用編~
[本日のアジェンダ]
- JリーグチームのPLの費用構造について
どうも、ザーニーです。
あけましておめでとうございます!!昨年はたくさんの方にブログの感想をいただきまして、大変ありがとうございました!お陰様でブログを更新するモチベーションを保つことができました!
今年は昨年以上のペースで更新できるように頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!
さて、Jリーグの記事からすっかり一か月がたってしまい、Jリーグは横浜Fマリノスの優勝で終了しましたが、元旦に行われた天皇杯決勝で、わたくしザーニーが応援しているヴィッセル神戸が見事優勝いたしました!!!
年明け一発目から、なんと幸先の良いことでしょう!!(鹿島アントラーズファンの方、申し訳ございません!笑)
この勢いのまま、本年もブログを更新していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!!
本日はJリーグのチームのPL・BS分析の、PL費用編をお送りしたいと思います!
Jリーグだけでなく、スポーツビジネスに関わっている方や今後関わりたい方にとって少しでも有益な情報になるかと思いますので、最後までみていただけると嬉しいです!!
JリーグチームのPLの費用構造について
ではさっそくJリーグチームのPLの費用構造をみていきたいと思いますが、一応下記の図のような感じになります。
大きくは上記のように7つに分類されます!
(データ参照元:https://www.jleague.jp/docs/aboutj/club-h30kaiji_3.pdf)
チームによっては女子チームや下部組織(アカデミー)がなかったりして、4や5の費用がないチームもあります。
では前回の記事と同じく、ヴィッセル神戸・浦和レッズ・鹿島アントラーズ・川崎フロンターレの4チームの費用構成をみていきながら、それぞれのチームの特徴をみていきたいと思います。
まずヴィッセル神戸の特徴として見えてくるのは、チーム人件費の比率が圧倒的に高いという点です。他の3チームやJ1平均と比較してみても明らかなように、チーム人件費率の高さが圧倒的です。
これは、近年世界的に有名な選手を複数獲得していたり、優秀な監督やスタッフを採用していることで人件費が上がっていることが如実に現れています。
他のチームの比率をみてみると、だいたい総費用に対して50%前後というのがサッカーチームの人件費にかかる割合、というのが見えてきます。
おそらく、この人件費の大半が選手たちへの年俸になるかと思いますので、高い年俸の有名な選手が一人増えるもしくは減るだけでも、PLに対して非常に大きなインパクトを与える、ということがわかるかと思います。
鹿島アントラーズについては、どの項目もJ1平均とほぼ同じ比率で構成されているようです。ヴィッセル神戸のように有名な選手を多数獲得することで、成績上位を狙おうとするチーム方針ではなく、着実なクラブ経営の上で毎年上位の順位に食い込んでくるのはとてもすごいなと思います。
浦和レッズ&川崎フロンターレは、販売費及び一般管理費の比率がJ1平均よりやや高いのが特徴です。
これ以上の詳しいデータや資料がないため想像での分析になりますが、浦和レッズは埼玉スタジアム2002というスタジアムを本拠地としており、収容人数が6万人以上と国内最大級の収容人数を誇るスタジアムですので、1試合あたりの観客動員数がクラブの売上に非常に大きな影響を与えてくるのが読み取れます。
そのため多少営業費用を利用してでもチケットをより多く販売する方が、結局のところPL上良く見えるので営業費をかけているのかもしれません。
また、川崎フロンターレの方は、浦和レッズほどの収容人数の多いスタジアムではないにしても、2年連続優勝していることもあり、今がアクセルの踏み時だ!とばかりに、特に新規のサポーター獲得のために営業費をかけているのではないかと思います。
川崎フロンターレは優勝していることなどもあり、優勝賞金などの臨時収入が入っておりますので、そのお金をしっかりと活用して新規サポーターを獲得し、スタジアムにきてもらって売上をより上げていく、という戦略ではないでしょうか。
という感じの分析になりました。
PL編はこちらで終わりです。
最後はBS編です!近いうちにアップしますので、ぜひ期待しててくださいー!
それではこの辺で〜。